
清弘さん(以下:清弘)
今、秘書をしているんですが、まだまだ慣れないことが多くて、社長に十分満足してもらえてないんじゃないかと思うこともしばしば。
秘書としての心構えや気遣いは、ある程度わかっているつもりですが、プラスアルファ、自分に何が必要か。実際に社長業をやっていらっしゃる紅子さんに、アドバイスをいただきたいのですが。
紅子さん(以下:紅子)
秘書っていう職業は想像以上に大変だと思います。私にはとても無理(笑)。
社長のスケジュールを管理するとか、身の回りの気遣いをするとかだけじゃなく、秘書には“社長の代弁者になる”という部分があるから、まず意味社長以上に冷静で、機転がきかないといけないことも。
時には自分が悪者にならないといけないこともあるし、その辺の柔軟性が必要だと思う。
清弘
マニュアルライクに案件に答えるだけじゃだめってことですよね
紅子
本当にそう。
この会社はどっちの方向を向いているのか、社長はどういう目的でこの会社を興したのか。ある意味、社長のプライベートから何からわかっていないと、送られる目線のシグナルもわからないから。
そういうことも含めて、トップと同じような心持ちで相手企業の話を聞くことも必要だし、それができたらすごいと思う。
清弘
要するに、いかに自分事として、会社のことを考えられるかどうかということですか?
紅子
その通り。Aの質問をされてBと答えるのは簡単だけど、Aダッシュと言われたときにどう答えるかで、力量を試されるところはあるんじゃないかな。秘書側の理解が深くなければできないこと。
そのためにも、社長と腹を割って話し合える関係が築けるかどうかがポイントだと思うのね。
そこで信頼関係ができれば、仕事がうんとやりやすくなる。
清弘
そうですね。社長がいろいろなことを話してくださる方なので、信頼関係は築きつつあると思いますが、自分の発言に自信がない時は、社長の方も私の言葉を安心して聞いてないことが伝わってきます。まずは、信頼関係を厚くすることが課題ですね。
text/naomi miyajima design/tomomi seyama edit/mari shimizu(girlsgate.com)



