橋本さん(以下、橋本)
乾燥肌なんですがTゾーンが脂っぽくなります。
まずこれを改善したいです。
紅子さん(以下、紅子)
はい。乾燥肌の人って、脂っぽくならないと思っているフシがあるんですけど、そんなことはありません。油分と水分とモイスチャーライジングファクター、大体その3つで肌の潤いは保たれています。
よく考えてください。油分はそんなにないとしても、水分量が下がってしまうと、油分量の割合って大きくなりますよね。それが毛穴の多いTゾーンとかで目立ってしまう。だから、水分量を上げればそれは収まるはずなんですよ。
橋本
上げてあげる……?
紅子
保湿です。クリームとかじゃなくて、保湿力の高い美容液か、そういった美容液に近いタイプの化粧水をていねいに肌に入れることによってずいぶん変わります。
橋本
ケアをしたくて、化粧水を含ませた顔型のシートを試したことがあるんですが、しばらくは調子がいいんですが、その後、美容液とか塗っても飛んでしまったんです。
紅子
そこに補水したのはいいんですが、キープさせることが必要です。それには水分をしっかり打って肌に入れてください。
さらに保湿成分のセラミドを多く含んだ美容液がお勧めです。セラミドは水分をつなぎ止めてくれるので、ちょっとべたっとするかも知れませんが水分が保たれます。
橋本
美容液って値段が高ければ高いほどいいものでしょうか?
紅子
そういうのって疑問に思いますよね。
まず、肌に吸収される成分はある程度決まっています。体って賢いから、足りないものを入れようとするの。だから25歳の橋本さんが、たとえば3万円の美容液を使ったとしても、効果はあまり分からないと思う。その3万円に入っている成分は、その年ではそれほど必要としていなくて、ムダに流れてしまうかも知れません。
なので、まずは対象の年代で選んで、あとは入っている成分とか、つけたときの感触も大切ですね。日ごろ使っている化粧水+乳液に美容液を加えたとき、この3層がどういう質感になるかってことも重要です。
それに香り。毎日のことだから、この香り好きじゃないな〜って思いながら、“でも高いから効果があるんだわ”とか“いいって言われたから”って使うのは違うのではと思います。
それは前編でもお話したけど、肌に作用する気持ちの問題はすごく大きいから。
橋本
そうですよね。
紅子
実は“あ〜気持ちいい!”ってやるスキンケアと、義務だと思ってやるのとでは、肌への効果は違います。
だからどういう美容液を選ぶかは、自分の感覚によく聞きながら“あ、これは気持ちいい!”って思うものを買える値段の中から選ぶのが一番いいと思います。
text/naomi miyajima design/tomomi seyama edit/mari shimizu(girlsgate.com)



