しかし、最初から女優を目指していたわけではない。それが、「じわじわ好きになってきた」きっかけは?
「デビュー作が、『美少女H2』というドラマなんですが、初めて自分の演技を見たときにびっくりしたんです。あまりに下手で(笑)。小さいころから何でも器用にやってきたと思っていたので、自分でも『え?』っていう感じでした。
それが悔しくて、もっと上手くなりたい、いいものを残したいと思いながらやっていたら、だんだん面白くなってきて」
そう言いながら、はにかんだような笑顔を見せた。
もし、最初の演技で満足していたら、「今も女優を続けていたかどうかわからない」とおっしゃる那奈さん。
女優をやり始めたころは、監督から言われる「もうちょっとオーバーにやってくれ」の、「もうちょっと」がつかめずに悩み、カメラの前で演ずることも恥ずかしかったが、自分の殻をいったん壊したら、気持ちがスッと楽になったという。
「今では、素の自分に近い役よりも、キャラクターの強い役の方が好きなくらい(笑)。素に近い役だとかえって照れちゃうんですよね」。












