しかし、実際にやってみると、自分のブランドをつくるということは想像以上に時間がかかる。「でも、服づくりに携わることができたおかげで、知らなかった自分に会えたし、洋服の見方も変わった」と言う那奈さん。
以前から、値段より素材を気にする方。
「それでも、体にフィットする“ロン*T”ならどういう素材を使えばいいか? というような知識がゼロだったので、お店に行っても、まず素材とデザインの関係を見るようになりました。
コンセプトは“リアルな日常着”。
デザインのベースは、那奈さんが「自分で着たい服」だが、誰にでも着やすいよう工夫を凝らしている。
「たとえば、私がつくるワンピースって、あんまりウエストが気にならないものが多いんですよ。フワッとしてるので動きやすいし、生地もできるだけ肌心地のいいものを選んでいます」。
大筋のデザインが決まれば、あとはパーツ選び。
ところが、レースひとつとっても、サンプルは何百種類もある。
「そればっかり眺めていると、どれにしようか迷って、そこから抜けられなくなっちゃうんです。だから、服づくりって、ある程度は決断力も必要だと。今は、瞬間的に“いい!”って思ったら、そのインスピレーションを大事にしています」。












