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えみりさん(以下:EMIRI)
狗飼さんの作品はほとんど読んでいるんですよ。ストーリーはもちろん、言葉の選び方とか気持ちの表現の仕方とか好きなポイントがたくさんあって、今回お会いできてすごく嬉しいです。
狗飼さん(以下:KYOKO)
ありがとうございます。
EMIRI
中でも好きなのが『恋の罪』。好きになった男の人を全部所有したくなって、自分以外の記憶があることすら嫌だと思う女の子の話なんだけど、ある意味すごい内容なのに、何か主人公の気持ちがわかって面白かった。
KYOKO
その話は、ちょうどバツイチの人と付き合っていて、この人の全部の過去が嫌になって、彼のことを一番最初に抱きしめたのが母親だと思ったら母親にもムカついて・・・っていうときに書いた作品(笑)。また書けといわれても、書けないです。 |
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EMIRI
やっぱり、自分がしてる恋愛からストーリーをつくることが多いんですか?
KYOKO
物語は基本的に自分の経験から生まれてきますね。感情は私が生きている中で感じたことだったり、恋愛の中で思ったことだったり。
EMIRI
そうなんだ。それで相手の男性は、狗飼さんが思うことに対してどんな反応を?
KYOKO
でも私、相手に本音は言わないんです(笑)。接し方や態度も普通だし、人当たりも普通。それで、自分の中で鬱屈されているものを文章にして均衡を保っているのかも。だから、例えば相手が「女の人とふたりで飲んでくる」って言ったとしても「いってらっしゃい」って言えちゃう。そうやって受け止めながら、メラメラとした気持ちを書いているのかもしれない(笑)。
EMIRI
すごいですね、その自分を抑える力って。
KYOKO
それは作家になってからですね。今はさすがにあまりないけど、昔は、ある恋愛の局面で、こっちに行ったら「いばらの道」、こっちに行ったら「楽チン街道」なら、あえて「いばらの道」を選ぶようにしてました。その方がいろんなことを感じるから。
EMIRI
実は、私も「いばら」好きでした(笑)。26、27歳くらいからはちょっと疲れてきて、今は穏やか系がいいですけどね。でも、そういうのって作家さんには必要なんですか?
KYOKO
特に私のような普通の人間は、自分から火の中に飛び込まないと(笑)。
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photo/ ai kariya hair&make/ shidue nedu(Art factry) styling/ emiri
henmi
text/
naomi miyajima design/ tomomi seyama edit/ aya kurisu (GiRLSGATE.com) |
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