

えみりさん(以下:EMIRI)
今回の先生の展覧会は、初日にもダンナと一緒に見せていただいたんですけど、6つあるお部屋ごとに全然表情の違う作品が飾ってあって、迫力があって豪華なのに繊細で、どれも本当に素敵でした!
お客さんの数もすごかったですよ~。
假屋崎省吾さん(以下:SHOGO)
ありがとうございます。ここでやらせていただくのは今年でもう7回目なんですけど、今回は“華で寿ぐ”というのをテーマに、ウェディングブーケというものにも着目して、着物とのコラボレーションだったり、刺繍がいっぱい施されている反物をドレスに仕立てたりという提案をしながら、空間をデザインしていったんです。
EMIRI
あ~、それでお着物のドレスが飾ってあったんですね。
SHOGO
そうそう。そういった演出をしながら花で慶びを表現して、花のパワーで癒されて、みなさんに元気になっていただきたいなという気持ちでやらせていただいたんです。そして、假屋崎省吾花教室の生徒さんにも、希望者はどんどん出品しなさいということで、エントランスロビーだとかラウンジのまわりに出品してもらいました。
EMIRI
へえー、そうなんですか。生徒さんは、何人くらいいらっしゃるんですか?
SHOGO
今、700人くらい。
EMIRI
すごい!
SHOGO
本当は700人でも少ないんです。経営として手広くやろうと思えば、フランチャイズみたいな形で全国に教室を展開して、何千人、何万人って。でも、私はそれがダメで、ベルビー赤坂の教室ひとつだけ。
なぜかというと、私は全員とコミュニケーションをとりながら花をお教えしたいから。もちろん助手の人も手伝ってくれるけど、できあがる作品を見ながら、お一人ずつとお話をしてアドバイスをしたいと思っているので。たしかに、全国から「教室を開いてください」というお話はたくさんいただくんだけど、それはちょっとやめておきましょうということでね。
EMIRI
先生が、いつも生徒さんにおっしゃることって何ですか?
SHOGO
やっぱりね、花というのは、花だけいけていたって上手くはならない。とにかく美しいもの、自分が素敵だなと思うものをいっぱい見て、“美意識を高める”ということです。それが体中にある何億という細胞にどんどん吸収されて、花をいけるときにパッとインスピレーションとして沸いたり、美しいバランスがとれたりするわけです。
それから、楽しく生きていくということが大切。人間だから、もちろん落ち込んじゃったりすることもあるけど、すぐにリセットして、楽しく生きていくということ。余計なことを考えずに目の前のことに取り組んでいると、今の自分が何をするべきかという答えにもつながるんです。
EMIRI
先生は、本当に前向きですもんね。でも、すごくよくわかる。
SHOGO
でも、怒ることだってたくさんありますよ。教室のことだけじゃなくって、今回みたいな展覧会もあるし、著書に、企業さんのフラワービジネスのお手伝いに、テレビのお仕事にって、体ひとつで5つの仕事をやっていると、どうしてもね。
この間もストレスで胃にポリープができちゃって。それで、内視鏡で5ミリくらいのポリープをとってもらったんだけど、それがコロッと胃の中に落っこちちゃったわけ。それを拾うのに時間がかかっちゃって(笑)。




